入浴は嫌いだけど温泉は好き
毎日のお入浴という習慣は、個人的に本当に嫌いです。なぜかというと、身体の芯から温まる感覚にとても違和感を覚えるからです。人間は自分自身の血液が流れることによって発生する熱によって体温を維持しているわけですから、入浴することで余計な熱が身体に加わってしまうのは自然な在り方ではないのではないかという考えがありますし、入浴をした後は湯ざめのリスクや神経が覚醒して寝つきが悪くなるという問題も発生してきます。ですから、できることならば毎日の清潔を保つ上際にも入浴は行わずに、シャワーだけで済ましたいと考えてしまうのです。
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しかし、そんな入浴嫌いな私だけれども、温泉というものは不思議と好きです。入浴嫌いなのに温泉好きだなんて、矛盾していると捉えられてしまうかもしれません。確かに温泉に行ったとしてもできるだけ入浴はしないようにしています。ですが、たとえ入浴をしなかったとしても温泉のあの雰囲気にとても安らぎや癒しを感じてしまうのです。
実際に温泉によっては露天風呂などでとても素晴らしい景色を見れるような場所が存在していますし、景色が無かったとしてもその温泉特融の内装を整備していたり、特別な風情を演出しているような場合があります。たとえ入浴を行わなかったとしてもそんな温泉の特色を感じることは可能ですから、入浴は嫌いだけど温泉は好きという矛盾した価値観が私の中では成り立っているのです。
ですから、入浴嫌いな私もちょっと癒されたいなと思ったり、温泉のあの雰囲気を感じたいと思った時には色々な温泉に行くこともあります。その時もできるだけ入浴はしませんから、他の人から見ると変な人のように思われるかもしれません。しかし、私としてはその温泉の雰囲気を十二分に身体の全ての感覚で味わっているので、それで満足なのです。そして私だけではない入浴嫌いな人も、そんな温泉の楽しみ方をすればいいのではないかな思ったりします。